贈り物には、贈る相手に「何を」渡すかがいつも悩ましいところになってきます。今回は、その何を渡すか?の切り口で、贈り物を分類した場合、どんなものがあるかをご紹介していきます。
何を渡すか?
1.有形
1-1.金銭・商品券(紙券、カード)
現金や商品券、プリペイドカードの類です。
メリット:誰でも気に入ってもらえる
デメリット:何に使ったか、贈った人が分からない、お金しか記憶に残らない事が多い
価格:5,000円~
利用タイミング:お年玉、ご祝儀、各種お祝い
準備に要する時間:★☆☆☆☆
1-2.ブランド
美容・ファッションなどに多い有名ブランドから地域ブランドまで様々ですが、ブランドが付くことで贈り物に箔が付きます。
メリット:一目で分かりやすく、受け取る方も意図が分かりやすい
デメリット:コスト高になる可能性が高く、ヒアリング不足だと満足してもらえない場合がある。
価格:10,000円~
利用タイミング:入学祝、入社祝、退職祝など
準備に要する時間:★★☆☆☆
1-3.趣味
アウトドア・インドア用品、スポーツ用品など趣味に利用できるものです。趣味については相手をよく知っていないと分からない場合が多い反面、もらった時にストライクのものであれば喜びもひとしおでしょう。
メリット:趣味を知っているうえで渡してくれるという気持ちが伝わる
デメリット:当てずっぽうに渡してしまうと、全く使われない場合もある。十分なヒアリングをしないと見当違いのプレゼントになりかねない。
価格:10,000円~
利用タイミング:入学祝、卒業祝、転勤祝、転職祝、昇進祝など
準備に要する時間:★★★☆☆
1-4.食品
肉、米、魚、酒、調味料、果物、菓子、加工品とかなり種類は多岐にわたります。食品については他と違い賞味期限があり、消費されるものです。
メリット:消費されるので、使わないものを贈られるよりも喜ばれる
デメリット:好き嫌い、お酒が飲める飲めないなどの事前のヒアリングが必要になってきます。
価格:5,000円~
利用タイミング:日頃の感謝、母の日、父の日などの季節のイベント、取引先への手土産
準備に要する時間:★★☆☆☆
1-5.日用品
洗剤、トイレットペーパー、油などです。日用品をそのまま送るというよりも、やや高級なものを贈る傾向が強いです。
メリット:日常で常に消費されるものが中心なので、ストックが効く
デメリット:日用品に対してこだわりのあるものを受け取る側が持っている場合は、利用されない場合もある
価格:5,000円~
利用タイミング:お歳暮、お中元など
準備に要する時間:★★☆☆☆
2.無形
2-1.サービス
子供のころの「肩たたき券」「お掃除券」から始まり、大人ではレストランでのおもてなしからエステ、ジムなどの利用サービスなどがあります。
メリット:一緒に体験するものが多く、贈る側と受け取る側が同時に喜びを共感できる
デメリット:有効期限があるものなどはタイミングが合わないと利用できない可能性がある
価格:0円~(子供の場合)、10,000円~(大人の場合)
利用タイミング:母の日、父の日などの年間イベント、親しい人とのプレゼント交換
準備に要する時間:★★★☆☆
2-2.旅行
サービスの中に含まれるものになりますが、旅行は時間の共有がサービスの中でも一番長いものになるため別項目としました。
メリット:同じ時間を長く過ごすことが出来るため、日頃の感謝を贈る側と受け取る側で共有しやすい。
デメリット:日程調整を事前にする必要があり、サプライズ感はあまりない。
価格:30,000円~
利用タイミング:家族イベント、親族イベント(喜寿、米寿、結婚祝、ハネムーンなど)
準備に要する時間:★★★★☆
2-3.デジタルコンテンツ
LINEスタンプなどお手軽に渡すことができるデジタルコンテンツ。最近ではこういった贈り物も手軽さと面白さがあいまって話題になっています。
メリット:何といってもお手軽。低価格なコンテンツから購入が出来る。データとして受け取る側に残る。
デメリット:趣味趣向などが違うと利用されない場合もある。コンテンツサービスに疎い場合、受取る側がダウンロードできない場合もある。
価格:100円~
利用タイミング:日頃の感謝、ちょっとした困りごとの解決など
準備に要する時間:★☆☆☆☆
2-4.言葉
「ありがとう」「感謝します」「大事にします」などの言葉を渡すのもプレゼントの一つになります。
普段から使いすぎている言葉では特別感はないかもしれません。しかし、場所やタイミングを図って伝える想いというのは、もしかしたらこの上ない喜びかもしれません。
メリット:お互いの気持ちを共有できる。
デメリット:形に遺すことができない。
価格:0円
利用タイミング:日頃の感謝、プロポーズ、想いを打ち明けるとき
準備に要する時間:★☆☆☆☆
贈る側は利用してもらったか気になる、
受取る側が利用しないものを贈るのは、もったいない!
どんな贈り物でもそうですが、お互いが良かったと思えるのは、受取る側の反応や利用があってこそです。贈る側の一方的な満足では、お金も時間もちょっともったいないかもしれません。ぜひ、想いを伝えるために今回ご紹介した贈り物の種類の中で皆様で工夫をしてみてはいかがでしょうか。